【隣の敷地から草が伸びてきた!】空き地、空き家の雑草の対処法を現役公務員が解説 

番外編

「隣の空き地から雑草が伸びてきて、自分の敷地まで侵入している…」
「空き家が管理されておらず、虫が湧いたり、野良猫が棲みついて困っている。」

かずねこ
かずねこ

みなさんこんにちは、かずねこです。

冒頭のように隣の空き地、空き家から伸びてくる草に困っていませんか。

こうした、空き地、空き家の悩みは、特に地方において非常に増えてきています。

原因としては、人口が減少していく中で住む人がいなくなったり、管理する人がいなくなったりすることが多いです。

空き地、空き家の管理は当然所有者がするべきものです。

しかし、所有者に対処してほしいと思っても、所有者や連絡先がわからずどうすればいいかわからない方や、直接は言いにくいといった方は多いのではないでしょうか。 

この記事では、そのようなことで困っている方に向けて、現役公務員である僕が対処法を伝授します。 

かずねこ
かずねこ

僕の勤めている自治体でも、空き地、空き家の相談はとても多いです。

相談しに来る方も、結局どうしたらいいかわからない方が多いです。

ぜひ参考にしてください。 

そのまえに、当ブログについて少し紹介させてください。

隣の敷地から草が伸びてきた!どうすればいい? 

対処法①所有者に対応してもらう 

一番良い方法は、所有者に直接対応してもらう方法です。 

「そんなこと言ったって所有者がわからないし…」

それでも大丈夫です。

ここでは、「所有者がわかる場合」と「所有者がわからな場合」どちらについても対処法を紹介します。

では、具体的にどうすればよいか順番に説明していきます。 

・所有者がわかる場合 

空き地、空き家の所有者がわかっている場合は、所有者に直接伝えましょう。 

口頭で伝えたり、手紙などの文書で伝えたりとどのような方法でも大丈夫です。 

まずは、所有者の方に迷惑していることを認識してもらうことが大切です。 

・所有者がわからない場合 

所有者がわからない場合でも自分で所有者を調べることができます。 

実は、「土地や建物の所有者を自分で調べることができる」ということを知らない人は多いです。

少し手数料はかかりますが、近くの法務局や市役所の固定資産税を管轄している部署に行けば、自分でも土地、建物の所有者を調べることができます。 

手数料の目安としては、数百円から数千円程度です。 

所有者を調べることができたら、「所有者がわかる場合」と同様に所有者へ直接迷惑していることを伝えましょう。 

・所有者へ伝えるときは伝え方が大事 

いくら自分が迷惑しているとはいえ、伝えるときは伝え方が大事です。 

いきなり高圧的な態度、文章などで伝えてしまうと、相手も逆上して対応してもらえなくなる可能性があります。 

最初は自分の気持ちをぐっとこらえて、優しめに伝えて相手に対応してもらいやすくしましょう。 

かずねこ
かずねこ

伝え方は非常に大切です。

世の中には様々な人がいるため、一人ひとり違った対応をする必要があります。

対処法②所有者の許可を得て自分で刈る 

自分で刈ることができる人は、自分で刈ってしまうのも一つの方法です。 

所有者の方が遠方に住んでおり、なかなか帰って来られない場合などに有効です。

ただし、自分で刈るときの注意点があります。 

それは、所有者の許可を得てから刈ることです。

いくら空き地、空き家からの草に迷惑しているとはいえ、勝手に刈ることは法律上できません。

所有者に許可を得ることなく、勝手に刈ってしまうと、

  • 器物損壊
  • 相手の敷地に入ることによる不法侵入
  • 近隣トラブル

など、たくさんのトラブルに発展する可能性があります。

そのため、自分で刈るときは所有者の許可を得てから十分注意しながらしましょう。 

対処法③お住まいの自治体に対応してもらう 

はじめに言っておきますが、自治体に対応してもらうと言っても、草を刈ってくれるわけではありません。 

最初に紹介した方法は、自分で直接所有者に伝える方法ですが、「自分で直接所有者には言いづらい…」なんて人は多いと思います。 

そんな時は、お住まいの自治体に相談してみましょう。 

自分に代わって、空き地、空き家の所有者に草などで迷惑していること、早急に対応して欲しいことを伝えてくれます。

ただし、注意点もあります。 

市役所など公の立場から伝えるため、当たり障りのない説明や文書で、相手に対応してもらうようお願いする程度です。 

困っている人の気持ちを伝えることや、強い口調でお願いすることは当然できませんので、相談するときはそのようなことを念頭に置いて相談しましょう。 

また、自治体からの文書には強制力がありません。あくまで「お願い」にとどまります。

所有者が何も対応してくれなくても罰則等が無いことも注意しておく必要があります。

【公務員視点で解説】実際に自治体に相談があった場合どう対応しているか

ここからは、現役公務員である僕の実務経験を基に実際の対応方法を紹介していきます。

自治体に相談があると、まず何をするか

市役所や町役場に、「隣の空き地、空き家から草が伸びてきて困っている」という相談が入ると、一般的には次の流れで対応することが多いです。

①現場確認

・職員が現地に行き、草の状況を確認
・現地の写真撮影、場所の確認
・周囲の方から最近の状況を確認

②所有者の確認

・登記情報や固定資産台帳で所有者を確認
・所有者が死亡している場合は、固定資産税の納税義務者などを確認(建物のみ)

③所有者へ連絡、対応依頼

・文書や電話などで所有者へ連絡、草の対応依頼
・依頼はあくまで”お願い”という形のため、法的な強制力はない

なぜ自治体は強制的に草刈りをしてくれないのか

窓口に相談に来る方の中には、「自治体の職員で刈ってくれないの?」、「迷惑しているのだから強制的に刈ってほしい」なんて言われる方もいます。

ではなぜ、自治体が刈ってくれないのかというと、理由はいろいろありますが、

・土地や建物はあくまでも私有財産である
・強制的に刈ることができる法的根拠がない
・そのため、勝手に刈ると財産権の侵害となってしまう

以上のことから、空き地、空き家の所有者に対応してもらうしかないのが現状です。

正直なところ、すぐには解決しないことがほとんど

僕の実務経験から申し上げますと、自治体に相談いただいてもすぐに解決することはほとんどありません。

「相談したからすぐに解決できる」なんてことは思わず、長期戦になることを覚悟してから相談していただきたいです。

1回ではだめでも、何回も所有者へ連絡することにより、空き地、空き家問題が解決することもあります。

根気強く、所有者が対応してくれるまで待つことが大切です。

かずねこ
かずねこ

自治体は「何もしない」のではなく、慎重に対応しているのです。

そのため、解決にも時間がかかります。

まとめ:対処法はいろいろある。しかし解決はすぐにはできない

今回の記事では、空き地、空き家から伸びてくる草の対処法について解説しました。

結論としては対処法は複数ありますが、解決までには時間がかかるというのが現状です。

しかし、何もしないよりかは解決に向けた何かしらの行動を起こすことが大切です。

今回紹介した方法の中で、一番自分に合った対処法を実践してみてください。

最後までご愛読いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました