公務員の異動はなぜ多い?リアルな現状を現役公務員が解説

公務員

「また異動か…」

公務員として長く働いていると、何度も経験する部署の「異動」。

この記事では現役公務員である僕が、公務員の異動の現状をわかりやすく解説していきたいと思います。

これから公務員になろう思っている方はぜひ最後まで読んでください。

公務員の内部事情がよくわかると思います。

本題に入る前に、自己紹介の記事を読んでいない方は、こちらをまずご覧ください。

そもそも「異動」とは?

「異動」とは、今配属されている部署から 別の部署に配属されることを言います。

その「異動」の内容をわかりやすく伝えます。

「公務員の異動」=「組織内での転職」です。

今配属されている部署で身に付けた知識は、次配属された部署では全く役に立ちません。

また1から学びなおす必要がありますし、仕事の内容も全く別物になります。

そして、その「異動」というものはある日突然やってきます。

かずねこ
かずねこ

公務員の異動についてさらに詳しく解説していきます。

まだ異動を経験していない公務員の方も参考になると思います。

公務員の異動の実態について

なぜ異動するのか

先ほども申し上げたとおり、異動とは「転職」みたいなものです。

知識を1から習得する必要があり、職員の負担も多いはずです。

ではなぜ、「異動」というものが存在するのでしょうか。

①不正、癒着を防ぐため

長く同じ部署にいると、外部の業者や関係団体との癒着リスクが高くなります。

そして同じ人が長く同じ業務を担当することで不正が行われていても気づくことができないリスクもあります。

しかし、異動によって担当者が定期的に変わることで先ほどのリスクを防ぐとこができるわけです。

②幅広い行政知識を身に付けるため

公務員の仕事は、福祉、税、土木、人事など多岐にわたります。

異動によってさまざまな分野の仕事を経験することにより、行政全体を理解できる人材を作る狙いがあります。

③職員の長所、短所を把握する

さまざまな分野の仕事を経験することで、職員一人ひとりの長所、短所を把握することができます。

そして、職員を得意な分野の部署に配置することで、仕事の効率や働く意欲の向上を図るという意図で行われることもあります。

異動する周期

異動とは、定期的にやってくるものです。

異動する周期についてですが、大体の人は3~5年での異動が多いです。

ですが、なかには10年近く同じ部署で働いている人もいるのが現状です。(とても少数派ですが…)

言葉を選ばずに書くと、優秀な人は異動する期間が長かったり、無能な人は1~2年で異動してしまうことが多い気がします。

かずねこ
かずねこ

僕も何回か異動を経験していますが、どれも3~4年で異動しています。

ほんとに普通の人なんだと思います。(笑)

異動先について

異動先の部署が激務なのか、そうでないのか。

自分に向いている仕事内容なのか、まったく向いていないのか。

こればっかりは誰にもわかりません。

まさに、部署ガチャといわれ、完全に運に任せるしかありません。

ただし、若いうちは全く別の部署に異動することになりますが、係長や課長などの役職となると、若いうちに経験した部署に異動することが多いです。

自身が経験してきた知識を生かして後輩に仕事を教えたり、部署全体をマネジメントしたりすることになるからですね。

そして、異動する日は4月1日が多いですが、異動を告げられるの1週間前が普通です。

急いで引継ぎの準備をする必要があるため、余裕がある方は前もって異動の準備をしておくのも良いかもしれません。

かずねこ
かずねこ

僕は、同じ部署で3年働いたら、異動を見越して引継書を事前に作ってました。

異動先の希望は出せるの?

ここまで読んできた方は、「異動先の希望って出せるの?」と思う方も多いと思います。

結論、出せるけど通るかわからないです。

年1回程度、異動したいかしたくないか、異動したいのであればどこがいいかみたいなことを調査します。

そこで、異動したいと思っているのであれば、異動先はどこがいいかの希望は出せますが、必ず希望どおりになるとは限りません。

ただし、優秀な人は比較的希望がとおりやすい気がします。

行きたい部署がある人は、仕事を頑張るしかないということです。

かずねこ
かずねこ

僕は何度も異動したくないと希望を出していましたが、やっぱり異動させられてしまっています。

異動のメリット

次に、異動することによるメリットについてお話していこうと思います。

いろいろな経験をすることができる

これまで何度も申し上げてきたとおり、異動すると今までとは全く違う仕事をするということです。

ですが、その分さまざまな経験をすることができます。

例えば、今の部署では組織の内部の人と幅広く関わる仕事だったのに、異動先では外部の人と関わる仕事なんてこともザラです。

さまざまな経験をすることにより、スキルアップや経験値が増えることで自分自身がレベルアップしていくことを実感できます。

そして、できることが増えることで仕事内容は全く別でもなんなく乗り切っていくことができます。

嫌な上司、同僚がいても少し我慢すれば離れることができる

異動によって、さまざまな人と出会えることは良いことかもしれませんが、中には自分と合わない人は当然います。

今の部署に、嫌な上司、同僚が異動してきた。異動先に嫌な人がいた。なんてことがあっても少し我慢すればすぐに離れることができます。

早ければ数か月でさようならなんてこともあるかもしれません。

異動が無い職場であれば、どちらかが退職するまで我慢しなければなりませんが、異動があることによって少し我慢すれば良いという点はメリットではないでしょうか。

でも、本当に嫌な場合は我慢しないことです。

そんな時は上司や同僚に相談しましょう。何か良い対応をしてくれるかもしれません。

異動のデメリット

ここまで異動のメリットについて話してきましたが、当然デメリットもあります。

負担が大きい

異動のデメリットについてはこれに尽きると思います。

異動することによって、今までの部署で培ってきた知識や経験は基本的には役に立ちません。

そして、今までとは全く別の人と仕事をするわけです。

前の部署で構築してきた人間関係も1からやり直しです。

まさに転職といえる異動ですが、何より負担が大きいです。

異動先の仕事が自分には苦手な仕事かもしれません。異動先に自分の嫌いな上司、同僚がいるかもしれません。異動先の部署が激務で毎日が残業かもしれません。

そんなことにより、体調やメンタルを壊してしまい、長期の休みが必要になったり退職しなければならなくなってしまう人も少なくありません。

もしかしたら、自分もそのような場面に遭遇してしまうかもしれないわけです。

そして、異動というものは原則拒否できません。

異動することの唯一にして最大のデメリット。それが負担が大きいということです。

決して無理をしてはいけません。

僕も、メンタルを壊してしまい、長期休暇や退職をする人を何人も見てきました。

まとめ

ここまで、公務員の異動についてお話してきましてた。

異動のメリット

  • いろいろな経験ができる
  • 嫌な上司、同僚がいても少し我慢すればさようなら

異動のデメリット

  • 負担が大きい

公務員である以上、異動は避けては通れないものです。

異動によるメリットがある一方、デメリットも大きいので決して我慢せず、積極的に誰かに相談して異動というイベントを乗り切ってほしいと思います。

最後までご愛読いただきありがとうございました。

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